実力をつけた今なら

先月に行われたキングジョージ６世＆クイーンエリザベスＳをはじめ、今年の古馬混合ＧＩでは、３歳勢が返り討ちにあっているケースが目立つ。この世代のレベルについては疑問符が残り、３歳馬が優勢と言われるこのジャックルマロワ賞も、その例外ではないか。

そこで本命はステートオブレスト。前走のプリンスオブウェールズＳでＧＩ４勝目を飾った中距離の実力派だが、元々短距離戦でデビューしていた馬で、Ｊオブライエン師も以前から再びマイルを走らせたいと考えていたとのこと。

器用さとスピードを兼備していることから、マイルにも対応は可能だと思われ、父がＧＩ４勝の名スプリンターなら血統的にもこなす下地は十分。能力自体は最上位、実力をつけた今なら、マイルでも好勝負が期待できそうだ。