前走の経験を生かして

ペイシャクェーサーの前走は、外目の枠からテンから促していき１〜２角でもまだハナ争いをしていた。向正面で一応、逃げる形となったが内からまた盛り返され息を入れて走れなかった。３〜４角で競り合った馬が沈む中、敢然と先頭に立ち直線でも大バテせず５着に粘った。競り合った相手が１３着に大敗し、１〜３着馬の３角での位置取りがそれぞれ１０、１２、１３番手だったので完全な前崩れの流れで、よく踏ん張ったと評価できる。蛯名師は「ダートの走りは良かったし、ハナにこだわってもいないから普通の競馬もできる。未勝利で通用するメドが立ったので、楽しみだよ」とのことで、前走の厳しい流れを糧に上位争いを期待。