中山２２００に問われるもの

まずはレイパパレの扱い。デビュー以来の連勝が前走で止まったとはいえ、初距離のＧIで３着なら評価を下げることはできない。むしろ、ＧIで３着と同じ距離のＧIIなら、主役を演じることができるとも言えるだろう。

ただ、今回の中山２２００ｍは、外回りの特殊なコース形態もあって、ロングスパートが要求される展開となるケースが多く、そうなると距離以上の持久力が問われる。果たして、レイパパレにそこまでの持久力があるかどうか。未知の部分だけに、ある可能性も当然否めないが、人気ほどの信頼が置けないことは確かだろう。

◎グローリーヴェイズは、念願となる国内でのＧI制覇へ向けての始動戦となるが、これまでも休み休み使って実績を残してきた馬だけに、５ヶ月ぶりの不安は全くない。初体験となる中山２２００ｍも、上記の理由においては距離不足ではなく適条件とも言えるだけに、信ずべきはこちらの方だろう。