今こそ復権の時

サリオスは、対グレンアレグリアに３戦連続で遅れを取っている事実から、旗色はけっして良くない。ただ、これをもってして世代レベル云々の話に持って行くのは早計であり、既に勝負付けが済んでいると考えるのはどうかと思うのだ。

これまでのどの対戦をみても、レース運びにおいて割を食っているのはサリオスの方。特に、初顔合わせだった昨年のマイルＣＳでは大外枠を引き、そもそも状況的に不利があったではないか。これまで明暗を分けたのは、そうした勝負のアヤによるところも大きく、決して大きな力の差があったわけではないと思う。

もちろん、サリオス陣営も、運さえ味方に付けばと手をこまねいて見ているだけではない。ブリンカーを着用して走らせた１週前の追い切りは、まさに圧巻の内容で、今まで一番とも言える状態だ。おそらく、もう巡ってこないかもしれないリベンジの機会。ここを逃して復権の時はない。