あの女王の面影を感じる一頭

ラキシスが2013年にエリザベス女王杯に挑戦した時のキャリアは僅か５戦。格上挑戦だったが、それでも２着に好走できた要因として、その５戦中３戦で2200ｍのレースを選択したことが考えれる。翌年も京都記念、オールカマーと２つの2200ｍ重賞を使い参戦。見事にリベンジを果たし優勝した。この事からも、エリザベス女王杯において「距離適性」がいかに重要なファクターかということが見てとれる。
◎センテリュオが昨年挑戦した時はそれまでに2200ｍで３戦走り２着、１着、２着。今年の宝塚記念優勝馬のクロノジェネシスに先着し４着に好走した。今年は前哨戦にオールカマーを選択し、昨年のジャパンカップ２着馬・カレンブーケドールを破る大金星を達成。同じディープインパクト産駒であることもあり、ラキシスを非常に彷彿とさせる。今年は阪神開催であり、そのレース傾向がそのまま生きるかは未知だが、エリザベス女王杯に照準を合わせたキャリアを歩むこの馬に期待せずにはいられない。