軸は決まったが

天皇賞（秋）ではジャパンＣ勝ちの３冠馬コントレイルに勝利したエフフォーリアが◎。皐月賞、ダービーの内容からコース替りと距離延長にも問題なく対応できるはずだ。

実績最上位のクロノジェネシスが本来なら相手の筆頭になるが、海外遠征帰りで陣営のコメント通りに万全とは言えない状態である可能性も。人気面を考えてもここは馬券的な妙味は少なく感じる。

菊花賞馬タイトルホルダーも２番手からのレースが確定的。気性面を考えても２番手ではフルに力を出し切れない可能性があり、この馬も評価を下げている１頭だ。

相手本線は〇アサマノイタズラ。流れに乗れなかった菊花賞は度外視できるレース。チャレンジＣ快勝のソーヴァリアント、菊花賞２着のオーソクレースに勝利したセントライト記念の内容を再評価したい。

３番手は内枠を引いたパンサラッサ。脚質からも春のグランプリ宝塚記念２着の同厩舎のユニコーンライオンとイメージが重なる。２番手のタイトルホルダーを目標に他の馬がレースを進めるような展開なら、一人旅の可能性も。今年の矢作厩舎の勢いを考えると怖い１頭だ。

４番手モズベッロは１週前に楽に坂路の自己ベストを更新し、その先週に続いて最終追いも４Ｆ51秒台の好時計。もともと調教で目立つタイプではなく、これだけ動いたのはデビュー以来で初めてと言えるほど。上がりのかかる展開なら出番はあると評価した。