今年最後はこの馬に◎！大穴なら▲！

◎コマンドラインは前走サウジアラビアロイヤルＣが秀逸。スローペースとみて、位置を上げて２番手につけたが、折り合いを欠くことなく、鞍上の意のままに動かせる操縦性の高さは大きな武器。大人びたあの競馬を見ると、2000メートルに延びても問題ないだろう。休み明けになるが、一追い毎に動きが良くなり、先週、今週とウッドコースで好時計をマーク。ここを目標に万全の状態と言っていい。素質の高さ、完成度の高さ、操縦性の高さは今回のメンバーでは１枚上。本命に抜擢した。

〇キラーアビリティは２走前の未勝利勝ちが優秀。12秒4ー12秒2ー11秒8ー10秒8という加速ラップで楽勝。これだけで重賞級、G１級と言える。前走は朝日杯ＦＳ３着馬ダノンスコーピオンに最後差されたが、タイム差なしの２着と能力の高さを証明。ただ、前半からかなり行きたがっていた点は少し不安。そういう意味では、コーナー４つの2000メートルの方が競馬がしやすいと言えるが、道中リラックスして走れるかがひとつポイントになりそう。２週に渡り栗東まで調教に乗りに行き、日曜に有馬記念を制した鞍上の横山武史騎手がうまくエスコートすれば、もちろん勝機も。

▲アケルナルスター、かなり強い可能性はないか。初戦はスローペースで前残り。物理的に届かない位置にいて７着までだったが、33秒7の速い上がり。２戦目の前走も後ろからになったが、直線で馬場の真ん中から左手前のまま33秒5の上がりを使いごぼう抜き。粗削りだが、あの非凡な瞬発力を見ると、G１でも買ってみたくなる。競馬が上手とは言えず、今回も後ろからになるだろう。それでも、もしかしたら、相当な能力を持っている可能性がある。この馬の一発があっても個人的には驚かない。

注ジャスティンパレスは２戦ともに折り合いが付きセンスのいい勝ち方。調教の動きも良い。ただ、大トビで前走もギアが上がるまで時間がかかっていた。本質的には中山内回り向きではないような気がする。Ｃデムーロ騎手で人気にもなりそうなので、あえて４番手の評価に。

△サトノヘリオスは優秀な時計で２連勝と能力は高いが、掛かる面があり折り合いが鍵。間隔が詰まっている点も気になる。△マテンロウレオは馬群を割って伸びてきた新馬戦が好内容。キャリアは浅いが潜在能力の高さで△を打った。あとは△オニャンコポン。外枠に入った分、最後の△に評価を下げたが、競馬センスの良さは大きな武器。１週前はしっくりこなかったが、最終追い切りの動きは良かった。

印はこんな感じだが、馬券的には◎ー〇▲注の３点と、◎▲のワイドgが本線。あとは３連単も少し買ってみたい。