『ゴールにはドラマが待っている！』

◎マリアエレーナ

１月の中京で行われた過去５年の愛知杯は、上がり３Ｆ最速をマークした馬が複勝率100％。ここは中京７戦全てで上がり最速をマークしているマリアエレーナに注目する。

さかのぼれば昨秋のローズＳは除外の可能性が高く、オープンのケフェウスＳへ格上挑戦した経緯もあった馬。秋華賞へ駒を進めることは叶わなかっただけに、まだ同世代のアンドヴァラナウトらと勝負付けが済んだとは言いにくく、ハンデも53キロなら逆転の目は十分にあるとみた。

前走の新潟牝馬Ｓの勝ちっぷりから、重賞でもやれる手応えを坂井瑠星騎手も掴んだ様子。得意の中京が舞台なら一気に突き抜ける可能性も。

そして、伯父には先日急逝したワグネリアンがいることも忘れてはならない。
そのワグネリアンのスタートの舞台ともなった中京で、本馬が重賞初制覇を飾ることができればこんなドラマチックな勝利はないだろう！