広島ではなく名古屋で躍動

何が逃げるかも不透明。体調面の推察も難しい冬場、加えてハンデ戦…。ハッキリ言って自信はない(笑)。ただ、こんなレースだからこそ思い切り振り回すのも当然アリ。自分の組み立てに整合性が取れるのならば恐れることなく挑んだって良いはずだ。

本命はスライリー。近走は大敗も多く掴み所の難しい馬だが、２走前の秋華賞では不向きな展開を追い込んで５着と脚力はある。今回人気するアンドヴァラナウトが好位から展開有利に３着したのを思うと、０３秒の着差にハッキリとした力差は感じられない。そう組み立てれば、３キロのハンデ差は非常に有利に思えてならない。

遡ればフローラSでもユーバーレーベンに先着するなど、字面上、同世代の牝馬戦線でそう遅れは取っていない。久々のマイル戦で先行した前走は踏ん張り切れなかったが、今回は出たなりでもスンナリ好位が叶いそうな組み合わせになり、出していった前走が確たる逃げ馬不在の今回の状況で有利な展開を手繰り寄せる布石になってくれそうだ。

人気暴落は大歓迎。荒れる愛知杯、是非とも仕留めてみたい一戦だ。