恵みの雨を味方に！

昨年の高松宮記念、スプリンターズＳ、香港スプリントで２着。今年のメンバーなら○レシステンシアの実績が１枚上。晴雨兼用、行っても控えても競馬ができ、状態さえ万全なら軸として信頼できる可能性は高い。ただ、いつも攻め駆けする馬がこの中間、若干追い切り時計が遅い点が気になる。以前は馬なりで50秒を切ることも楽にできたが、最終追い切りでは栗東坂路で52秒7。木曜発表の体重が528キロ。ここからどこまで絞れるかだが、昨年の高松宮記念とスプリンターズＳが当日506キロで出走。それを考えると、少し太いと考えることができないか。ならば、違う馬から狙ってみる手も。

◎ロータスランドを本命にした。雨で渋った馬場や良馬場でも荒れた馬場、つまり、上がりのかかるレースでの好走がほとんど。前走の京都牝馬Ｓも良馬場発表ではあったが、午後から小雨が降り続き、湿り気のある芝だった。土曜の雨は、この馬には大きなプラスに働くだろう。

京都牝馬Ｓは前半600メートル34秒3の平均ペース。スローではない流れを無理なく先行できた。そして、その京都牝馬Ｓの勝ち時計は、翌週の阪急杯より0秒2も速い。前走のレース内容から1200メートルでも対応可能。この馬の適性は1200～1400メートルかもしれない。

「何とか間に合った」と陣営が言っていたように、前走は太目残り。当然叩いた上積みが見込め、実際に最終追い切りの動きも抜群。今年はこの馬に賭けてみたい。

▲トゥラヴェスーラは昨年の高松宮記念では、直線で前が壁になりブレーキ。それでもほとんど差のない４着と脚力十分。折り合って末脚を生かす競馬が板に付いてきた印象で、なかなか人気にはならないが侮れない。

注メイケイエールと△グレナディアガーズは難しい枠に入った。この枠を克服して、折り合いが付くかがカギになる。