サウスポー

天皇賞は穴人気に推されながらも大敗してしまった◎マカオンドール。渋った馬場、初めての距離、そして初めて背負う５８キロ、思いつく敗因は複数あるが、個人的には斤量が最も応えた部分ではないかと思っている。

格上挑戦で制した万葉Ｓは当然ながら５２キロの軽ハンデ。別定戦となった阪神大賞典でも４着と好走したが、万葉Ｓに比べれば明らかに反応は鈍くジワジワとした伸び。距離延長や渋馬場という相乗効果もあった天皇賞、更なる斤量増で体力が続かなかったのも時系列からすれば納得なのである。そう考えれば斤量減で距離短縮の今回の状況が悪い訳がないだろう。

最内をスパッと抜けた万葉Ｓは中京での開催であり、自身の成績を洗い直せば左回りで馬券内に入れなかったのは一度しかなく、周回が左回りに替る点も地味ながらプラス要素と考えられる。この相手ならば阪神大賞典の４着も十分に威張れる戦歴であり、巻き返しが濃厚とみた。