４度目の正直

ソングラインのG１挑戦の戦績は桜花賞１５着、NHKマイルC２着、ヴィクトリアM５着。

これまで大きなタイトルを取るには至っていないが、いずれの３戦とも本来の能力を全開に出し切れたと言えるレースはない。かろうじて、NHKマイルCが若干のロスで済んだ程度だ。桜花賞では理想の位置を取れたところで折り合いを欠いたメイケイエールに張られてしまい、走りがバラバラになっての大敗。前走のヴィクトリアMでは発馬後にゴチャついて３角でも躓く不利があるなど、敗因はいずれも明らかだ。

これまで手綱を取ってきた池添騎手も今度こそという想いがあるはず。今週の最終追い切りにも駆けつけ、中間の負荷を強めた調教後に好感触を掴んでいたという陣営のコメントからも、あとは結果だけといったところだろう。

７枠１３番と枠順はやや外目だが、リズム重視で運ぶといった観点では内で揉まれるよりは却っていい。そろそろ大輪の花が咲いてもいい頃合いだ。