「黙って３歳馬を買っとけよ」への反発

この時期の１勝クラスは「黙って３歳馬を買えばいい」という状況。降級制度の廃止によるメンバーレベルの低下や斤量面での優遇などを考えても、それはセオリーである。ただ、少しでも好配当を、という観点で馬券を組み立てるなら、それに逆らってみる手もある。

◎は４歳馬トーホウディアス。折り合い面での課題もあって１勝クラスを勝ち切れずにいるが、ポテンシャルの高さは近走の人気からも十分に示している馬だ。当然、ここも旧クラスであれば不動の１番人気になってしかるべきだが、そうならないのは３歳勢がいるからこそ。ただ、今村騎手を起用しての５３キロなら、３歳馬との比較でも有利であり、断然人気のウナギノボリよりも１キロ軽いのだから、これは買いの一手だろう。