変化

溜める競馬で最速の上がりをマークした前走の◎アリビオ。ローカルでの７着と一見は地味だが、着差は僅かであり、何より休養の効果と自身の走りに進境があったのは確かだ。

テンから出して先行させた前走時の最終追いとは違い、今週は古馬を１秒以上追走する形での併せ馬。それも単に追いかけて速いラップを刻むわけではなく、前半はちゃんと温存を教えながら追走させる形。単純な負荷としても前走以上と解釈できるが、前走内容を受けての「意図」が感じられたのは見逃せない変化であり、３週続けて１F１１秒台でフィニッシュできたのはその辺りのメリハリの賜物と言えるだろう。

東京に替わってマイルにもなるだけに未知な面は少なくはないが、父は安田記念も制したジャスタウェイだし、何より差す競馬を身に付けた今ならネガティブに捉える必要もない。斤量２キロ減も追い風であり、穴の資格は十分にあると判断する。