取材の感触を経て…これでいける！自信の本命！

　まだ万全とはいかなくても、「有馬記念の時より状態は良い」ということで大阪杯の時も本命にしたが、ゲート内で突進したこと以外にも、初めての長距離輸送で過去最高体重など、色々な要因が重なりまさかの９着。ただ、まだ４歳。早熟とか燃え尽きたとはいうのはまだ早い。

　今回の１週前追い切り。南ウッドで５Ｆ68秒1、終い11秒1をマーク。数字だけみると動いているように見えるが、３頭併せてで直線一杯に追ってのもの。函館に戻ってきて聞いても「ダービーの時のような掛かる感じがなかった」と暗い表情。「牧場や調教師と相談して、もしかしたら馬具に頼るかもしれません。けど、馬具に頼るようでは…」と話をしていてもトーンは上がらず。で、今週の１週前追い切り。ブリンカーを着用して行われた。５Ｆ68秒8、終い11秒1と先週とほぼ同じ数字だが、４角を唸るような感じで回ってきて直線～ゴールまで持ったまま。この馬らしい動きが戻ってきた。「先週と違った。凄く良かった」と今週は武史らしい明るい声。「前回と違って結構乗り込んでいるから、それがどう転ぶかだけど、今週（の動きが）良かったから頑張りたい」と笑顔。

昨年の秋の天皇賞では、コントレイルやグランアレグリアを負かし、決していい状態ではなかった有馬記念も勝った実績馬。ブリンカー効果で復活するとみた。