昨年とは違う！今年はチャンス十分！

土曜は稍重で行われてレース中にも雨が。そして、夜に雨予報。例え明日乾いたとしても、水分を含んだ洋芝。タフな馬場で函館記念が行われることになる。昨年、冬の小倉最終週の力の要る馬場で行われた壇ノ浦Ｓ勝ちや、極悪馬場も全く苦にせず勝った昨年の福島民報杯が記憶に残る◎マイネルウィルトスを狙ってみたい。

昨年の函館記念は８着だったが、オリンピックによる変則開催で３週目の速い時計の出る馬場。前半1000メートル通過が58秒5のハイペース。速い脚がなく、良馬場のハイペース、この馬が苦手としている流れになった。レース後、休み明けが影響したと丹内騎手のコメントが残っているように、約３ヶ月振りの実戦で、勝負所でスッと動けずに手応えも悪かった。

今年は目黒記念を叩いての参戦。昨年と比べて休養期間が短い。その分、馬体に緩んだ感じはなく、迫力ある動きを見せている。昨年の札幌記念４着と力の要る洋芝は向いており、加えて雨で渋ればなおプラス。臨戦過程も馬場も違う今年は上位争い可能とみる。

○アラタは「動きは良かったですよ。久し振りに重賞勝ちたいですね」と最終追い切りで跨がった横山武史騎手は手応えありの様子。函館２戦２勝、道悪実績もあり、水分を含んだ洋芝は大歓迎。特殊な流れだった福島記念でも３着に追い込んできたように、重賞でも勝ち負けできる力はあり、大本線に取りたい。