初の戴冠へ

昨年春からの４連勝で臨んだアラタだが、福島記念はパンサラッサが刻んだHペースで追走に苦しながらも、上がり最速をマークして３着に好走。

２走前はレコード決着に加え展開も不向き、前走は中間に一頓挫があったことに加えてハナに立ち他馬の目標にされ直線でも寄られる不利を受けるなど、本来のパフォーマンスを発揮できなかった。ここ最近は結果こそ出ていないが、いずれも敗因ははっきりしている。

この中間は一息入れて立て直した効果は十分、乗り込みを十分にこなし意欲的な追い切りを消化。昨年４連勝した中には函館で挙げた２勝も含まれており、当地で稍重馬場を問題にせず勝ち上がった内容を考えても洋芝適性の高さは疑いようがない。

決め手勝負より時計のかかる決着の方が向いており、今回の舞台設定であれば前進は必至。明日にかけて更に雨が降る予報だが、恵みの雨となってくれるだろう。