歴史的な一戦はこの馬に

競友コラムでＧ１に参戦する時は一貫してアーモンドアイに◎を打ってきた。それだけ負ける姿がイメージしづらかったわけだが、前走の天皇賞ではスローペースを先団につけ、いつでも前を捉えられる位置。楽に抜けて来るだろうなと思ってたが、終わってみるとかなりヒヤッとした勝利で、往年の走りに比べると少し陰りは感じた。思えば安田記念は、グランアレグリアに対してはちょっと届かない内容で、遡れば有馬記念９着にたどり着く。能力に限った話だけでなく、気持ちの面が途切れることもパフォーマンスが落ちる原因になるだろう。いつぞやか、珍しく馬場入りをごねていた姿を思い出す。個人的には滅多にない「推し」馬だけにラストランでも◎と考えていたが、もしかしたらと思う◯に留めざるを得ない。
とはいえ古馬トップクラスのクロノジェネシスやフィエールマンを抑えているのは事実で、この線を追うには抵抗を感じる。狙いは３歳馬だろう。無敗の３冠馬の２頭が候補になるが、エリザベス女王杯で３歳勢がラッキーライラックに負けたことを考えるとデアリングタクトにはいきづらい。本命はコントレイルとした。菊花賞は辛勝だったが、３冠のかかったプレッシャーに加え、やはり距離は長かったろう。今回の舞台となる東京コースは、東京スポーツ杯とダービーで印象に残る強い勝ち方をした得意のコース。斤量差を生かせばチャンスはあるとみた。まずはこの２頭の馬券を。
あとは穴目で３連複を１点。香港ヴァーズでラッキーライラックを破り、昨年の春の天皇賞でフィエールマンと接戦を演じたグローリーヴェイズの潜在能力に評価。