夏の大一番！実績と適性は抜けた存在！

　話題の白毛対決に加えて実力馬も多数出走。胸が踊るような豪華メンバーが揃った夏の大一番・札幌記念。本命は昨年の覇者ソダシ◎。
　昨年の札幌記念は、マクってきた馬に早めに動かされる形で３角先頭。それでもラスト４Ｆ1が1秒８ー11秒８ー11秒７ー11秒9とほとんど減速することなく、ラヴズオンリーユーの追撃を凌いだ。一昨年の札幌２歳Ｓでも、先行馬に厳しい展開のなか好位追走から４角先頭で押し切りレコード勝ち。札幌２戦はどちらも高いパフォーマンスを見せているように、札幌コース・洋芝の適性はかなり。前走のヴィクトリアマイル、着差のつきにくい遅めのペースを考えると２馬身差は完勝。完全復活し、函館での調整も順調で、最終追い切りでも２歳馬相手とはいえ併せ馬でさすがの動きを披露。昨年から斤量が３キロ増えても上位争い可能と見た。

　この並びなら、○パンサラッサがハナか。ピッチ走法で平坦2000メートル、札幌のコース形態は向きそうなタイプ。ハイペースでも自分のリズムなら簡単には止まらない可能性も。

　▲グローリーヴェイズは坂のあるコースだと末脚が鈍る傾向があり、京都２勝、新潟１勝、香港２勝が示すように、直線平坦のコースは合っている。最終追い切りでは上々の動きを見せ、休み明けでも好仕上がり。ルメール騎手を配し一発も十分。

　注ジャックドールは、金鯱賞ではレイパパレ、アカイイト、後の大阪杯勝ち馬ポタジェなどのＧ１馬を負かした実績馬。前走の大阪杯は落鉄と、特にスタートから１角までのペースが速かったか。追ってからギアはそれほど上がらないが、番手でも自分のリズムならスピードを持続できるタイプ。ただ、東京・中京直線の長いコースで５勝。ストライドが大きい馬だけに、札幌のコース形態は鍵、仮に勝負所で一気にペースアップした時の対応は鍵になりそう。