開花の場

本命はスカーフェイス。オープン入りまでに17戦を要した苦労馬？だが、入ってからの走りは上々、特に前残り展開の大阪杯で上がり最速で6着まで詰めた走りは目立つものがあり、父ハーツクライの遅咲きの血が開花しつつあるのを感じざるを得ない。前走の函館記念にしても前を譲ったのは現役でも屈指の道悪巧者であり、3着確保でも十分な力量を見せたと言っていいだろう。

気になるのは左回りでの実績の無さかもしれないが、これまでの左回りでの成績はそのほとんどがコーナー３つ以上のロケーション。７戦して最高着順の５着が今回と同じ新潟２０００であり、それが全７戦の内で唯一のワンターンのロケーションであるならば大きなマイナスと考えるのは間違い。そもそも左回りで最後に走ったのは今から１年半以上も前の話で、当時とは馬が違うの一言で片づけても良いくらいだ。

明らかな外伸び馬場になってきた今の新潟で外枠が引けたのは何よりだし、ハンデも据え置きなのは僥倖とも言える状況。ここで狙わないと損する１頭であるのは間違いない。