「更なる飛躍を願って…」

前走は初めてのG1、勝ち馬との差を見ると厳しい現実を思い知らされたような格好ではあるのだが、とはいえ2着とはコンマ1秒差である。
その勝ち馬が今や日本の大エースであるタイトルホルダーだったことを思えば、少なくとも悲観するような内容ではなかったように思う。
むしろ頂点に立つには何が足りないのか、ハッキリとしたのでは。

細身のステイヤー体型、実際にダイヤモンドSの強さを見るにスタミナ自慢であることは間違いない。
ただし追いかけた結果、前走ではガス欠を起こしてしまった。
打倒タイトルホルダーを現実化するには、彼についていけるだけのスピードを身につけるしかないだろう。
故に、この中間は今まで以上に毎週のように速い時計をマークさせて鍛え上げてきているのだ。

おそらく休養前程度でも今回のメンバーなら何とかはなる。
だが、それよりも注目すべきは超G1レベルに対応できるだけのスピードを手に入れられたのかどうか。
これをモノにしているようなら年末辺りが面白くなる。

更なる飛躍を願って…
テーオーロイヤル◎