単勝に妙味！

◎ソーヴァリアントは4走前の利尻特別でマークした11.3-10.9-10.9という衝撃のラップを見たときから重賞レベルを確信していた馬です。春は中山記念から大阪杯の予定でしたが、右後肢の骨折が判明してボルトで固定する手術して休養していました。通常の休み明けとは違うので仕上りが大きなポイントになりますが、1週前は川田騎手が美浦に駆けつけてWコースでラスト1ハロン11秒3とパワフルな動きを見せました。完調とまではいかなくても態勢は整っているでしょう。中山の2200メートルは【1.2.0.0】と連対率は100％で未勝利は2分21秒8という極悪馬場で勝っているので馬場の回復が遅くても問題ありません。追ってからの俊敏な反応や回転の速いフットワークからオルフェーヴルの代表産駒になれそうな大物感があり、秋の天皇賞と合わせて狙うつもりです。

〇デアリングタクトは1年1か月ぶりのヴィクトリアMで見せ場を作り、宝塚記念でも渋太く伸びて改めて能力の高さと精神力の強さを証明したと思います。「春に2戦使ったことで馬は良くなっているし、本来のバランスのいい走りになっている。この感じならG2ならいい競馬を見せてくれそう」と杉山晴師でした。桜花賞と金鯱賞では道悪でも結果を出していますし、今回のメンバーで最も崩れにくいタイプでしょう。実績から54キロも有利で馬券の軸としては◎以上の信頼度があると思います。

▲ヴェルトライゼンゼは屈腱炎による長期休養明けの鳴尾記念では馬券を見送ったのをあざ笑うかのような快勝でした。ダミアン・レーン騎手が完璧に乗った感はありますが、追ってからの反応は休養前より良かったように見えました。脚元を考慮して坂路オンリーの調整ですが、最終追いは51秒1でラストは11秒7。迫力十分の動きで仕上りには太鼓判を押せます。中山コースは勝利こそないものの【0.3.0.1】と相性がいいこともプラス材料です。

能力的には3頭が抜けていると考えていますが、何らかのアクシデントや展開の紛れが生じれば、昨年の2着馬で好枠のウインキートス、中距離で安定しているジェラルディーナ、少し距離は短いかも知れませんが、実力のあるテーオーロイヤルなどの食い込みがあるかも知れません。ただ、あまり手を広げて買うのが好きでないことと馬券の妙味はソーヴァリアントの単勝にあると考えているので絞って買うことにしました。