最終の大勝負

日曜最終の大勝負は、実は大きな勇気が必要だ。失敗すると、取り返す機会もないだけに失意の１週間を送らなければならない。それでも勝負するには、それなりの自信がなければできないわけだ。

掴みどころのないメンバー構成で、上がり目が期待できる３歳勢に人気が集まるのは当然のことだが、狙いは６歳馬ジューンステータス。

前走の火打山特別におけるレース後のメモに、次走は絶対買い、と記されている。４ヶ月前のことで“絶対”とまで書いた理由の記憶は薄れているのだが、レースリプレイを見返してみると、やはり次は買いのレースぶりだった。４着とはいえ、勝ち馬からはクビ＋ハナ＋クビ差の接戦で、立ち回りひとつではどうにかなったかも、と思える走りだった。

同じ競馬で先行有利の中京では厳しいとも言えるのだが、実は中京６戦３連対の得意コース。本来は好位で流れに乗ることもできる馬であり、速い流れでの好位追走なら前走のような脚は使えないかもしれないが、そこまで速い馬のいない今日の組み合わせなら、脚を溜めながら好位で、ということも十分可能だろう。そんな思い通りの競馬ができたなら、突き抜けていいメンバーではないか。