課題は明確に

発馬機内で立ち上がり競走除外となった前走の◎ドライカプチーノ。期待していただけに残念ではあるが、デビュー前から気難しい面があることは聞いていたし、２走目の３着にしても何とか宥めながら追走したものの４コーナーでは外に膨れて走り鞍上に過怠金が発生する事象も起きているだけに、元々の悪い面がとうとう表面化してしまったものだと考えている。こういったことが不安材料なのは確かだが、その時だけの突発的なものではないというのは非常に大事。要は、課題を明確にした上で対策が講じられる。これは大きな点だろう。

今回は中間の調教からホライゾネットを着用し集中力を高めるよう調整。追い切りを終えた鞍上に話を聞くと、「ちょっと感心するくらい集中できていた。左に張る面も見せず真っすぐ走れていたよ」と好感触。攻め馬段階では馬具の効果はてき面のようだ。実戦は気分に任せた適度な扶助で済みそうな１２００ｍへ距離短縮。この条件なら無理に抑え込むことなく馬の気分を優先した周回が叶いそうで、能力を存分に出し切れそうだ。