障壁なし

函館SSは軽量を活かした前々からの抜け出しで圧勝した◎ナムラクレアだが、前走は控える形から一歩及ばずの３着。直線でスムーズな進路が取れなかったのが響いた０２秒差だが、本番に向けては非常に良いレースをしたと評価している。勝つことはもちろん重要だが、必要なことが経験できた点はもっと重要、これは必ずや本番の今回に繋がってくるはずだ。

函館ＳＳ→北九州記念→本番とローテーションにゆとりがあることで、一戦ごとに確実に調整過程も向上。先週の追い切りでは自身初の坂路４９秒台を叩き出し、青写真通りにデキもピークに持ってこられたよう。調教や実戦で見せる脚力からして初の中山がマイナスになるとは思えず、むしろ適した印象すらある。ど真ん中の５枠９番も非常に乗りやすい枠に感じられ、鞍上の浜中騎手も昨日の中山で特別３連勝とバイオリズムは右肩上がり！とくれば、大願成就への障壁は何も無いと見受けられる。若き新女王鞍上に一票。

本線は超久し振りに併せ馬でビッシリと追われ充実と勝負気配がヒシヒシと感じられる▲タイセイビジョンを取る。勝ち切れぬ２着続きとはいえ、ハンデなども加味すれば内容では決して負けてはおらず、定量戦での一変は大いに考えられる。メイケイエールとの組み合わせは有力だが、配当も踏まえて少し凝らした買い目を組み立ててみた。