この舞台なら！

◎スタニングローズは、紫苑Ｓのパドックで久し振りに馬体を見たが、バラ一族らしい成長力でプラス14キロでも全く太くない体付き。２番手追走から直線で何とか逃げた２着馬を捕らえた形だが、手応えの割になかなかギアが上がらなかったのは休み明けの分だろう。この馬のセールスポイントは、なんと言っても抜群の立ち回りの上手さ・器用ささ。一叩きされて目論見通り動きも良くなった印象。オークスではスターズオンアースの２着、完敗の形だったが、阪神内回りなら逆転も十分とみる。

○スターズオンアースはオークスを2分23秒9で勝利。オークスを２分23秒台より速い時計で勝っているのは、ジェンティルドンナ、アーモンドアイ、ラヴズオンリーユー。18頭立てになってから８枠でオークスを勝っているのは、スターズオンアース、アパパネ、サンテミリオン。そう考えると３冠達成の確率は極めて高い。あとは骨折による休み明けがどうかだが、帰厩してしっかり乗り込まれ、まだ万全ではないとはいえ、１週前、そして今週といい動きを披露。阪神内回りは決していいとは思えないが、実績的には一枚抜けた存在。当然勝ち負けになっていい。