波乱を巻き起こす！

過去10年の天皇賞（秋）で１勝のみのディープインパクト産駒だが、大雨により不良馬場だった2017年を除けば、産駒が出走した年は必ず１頭は馬券に絡んでいる。

ちなみに好走した産駒は、全て前走Ｇ１かＧ２に出走しており、今年該当するのはポタジェ、シャフリヤールのみ。

〇シャフリヤールに素直に行きたいところだが、高配当を狙うとすれば、面白いのは◎ポタジェだろう。

今年は勢いのある東の３歳勢３頭が参戦してきたが、昨年は少数精鋭とはいえ上位３頭はエフフォーリア、コントレイル、グランアレグリアとかなりハイレベルなメンツ。今年のメンバーよりも昨年の方が、上位陣のレベルは高かったのではないだろうか。そう考えれば、昨年の６着馬ポタジェに出番があって不思議はない。

前走の毎日王冠はメンバーで最も重い58キロを背負ったこともあったが、ここへ向けて叩き台の意味合いが強かったのは間違いない。

基本的に本馬は叩き良化タイプで、今回は大阪杯Ｖと同じ中２週のローテーションで臨める点も好感。距離の2000ｍに関しても〔５.４.１.２〕と好成績を収めているようにベスト条件。

そして、今回はパンサラッサが飛ばしてハイペース必至。鞍上がクレバーな吉田隼人騎手だけに、前走のように正攻法で構えてしまっては分が悪いのは百も承知。今回ばかりは金鯱賞のように、一か八かの直線勝負に賭けてくる可能性は十分に考えられる。

その金鯱賞ではＶＴＲには霞んでしまっているが、ゴール前の伸びは凄まじいものがあり、展開さえハマれば上位に食い込む脚力は十分に兼ね備えている。上位陣は強敵揃いも、内枠からロスなく道中回って終い勝負に徹すれば３着なら十分あるとみて、馬券は３着固定で狙ってみるのが面白そうだ。連絡みの馬券は〇シャフリヤールを軸に買ってみたい。