ハイレベルの３歳世代！なかでもこの馬を本命に抜擢！

今年のダービーは前半1000メートルが58秒9という締まった流れになり、勝ち時計が2分21秒9のダービーレコード。ちなみに、この厳しい流れを先行して３着に粘る非常に強い内容だったアスクビクターモアが菊花賞を制覇。今考えると当然の結果とも言える。

昨年シャフリヤールがダービーを勝ったが、勝ち時計は2分22秒5。この時計も優秀で、２着だったエフフォーリアが３歳で天皇賞(秋)、有馬記念と連覇しているわけだが、その現４歳世代より現３歳世代の方が上と見ていいだろう。今年の３歳世代はハイレベルだ。

ダービー組のなかから本命は◎ダノンベルーガとした。そのダービーは終始包まれ気味のレース(実際にはジオグリフに真横からマークされていた感じ)で、直線でも外に出せず、進路を切り替えて結果的に馬場の中を選択せざるを得ないコース取り。この馬はダイナミックな走りで、徐々にギアを上げていき、トップスピードを持続するタイプだけに、窮屈な競馬となり直線でも仕掛けがワンテンポ遅れたことが響いた印象。そして、アスクビクターモアを最後に捕らえきれなかったところを見ると、2400メートルも長かったと思われる。一夏越して、週に２本時計を出す調教メニューをこなし、確実にパワーアップしている印象。2000メートルもおそらくベスト。のびのびと走れば、勝ち負けになっていい。