上位争い必至

本命はデアリングタクト。

前走は一息な結果に終わったが、内有利の馬場で終始外目を回り、流れも不向きだったので、これは仕方なし。鞍上も最後は無理をさせなかった様子で、叩き台としては悪くない内容だったように思える。

同舞台で行われた宝塚記念では、強豪牡馬勢を相手に３着。現状でもトップクラスの実力を有していることは明らかで、あの走りができれば、牝馬が相手のここなら、十分に勝ち負けになると考えられる。

問題はその力を出せるかどうかだが、中間は３頭併せでシッカリと負荷をかけられ、力強い動きを見せている。馬体のハリも良くなっており、状態面は宝塚記念の時に近づいているか、それ以上のようにも感じられる。

能力が発揮できるとなれば、１番強いのはこの馬。今年も決め手が生きる展開になりそうで、週末の雨予報も歓迎。ここは上位争い必至と見る。

ちなみに欧州馬の日本の芝Ｇ１での成績は、過去10年で〔０.０.１.28〕。陣営は時計の速い馬場はこなせると発言しているが、日本の馬場は欧州からすれば別物。ここはあまり手を出さない方が良さそうだ。