状態面がカギ

このレースを難しくしているのがデアリングタクトだろう。ジャパン
カップをピークにパフォーマンスが下がって来ているのは成績から見て取れる。前走のオールカマーは本来の力を出せると踏んで期待したが、内・外の馬場コンディションの差があったとはいえ、往年の力があればもう少し格好は付けててくれたはずだ。まともとなら何も考えずに本命だったが、この短期間で体調を取り戻せるかと考えると疑問符が付く。
とはいえこうした状況下で次点をスライドしては、自分の性格上でむずがゆさを感じる。デアリングタクトがアッサリと来た場合に、後悔の念に押し潰されてしまうからだ。期待すべきは今一度のライラックに落ち着く。前走は出遅れてハミを噛み折り合いに腐心したところでしんがりから離れた位置取り。前半６０秒切るペースでラップが上がるポイントでの押し上げは、必要以上の差がついたのは仕方のないところだろう。元々能力的には抜けたとは思ってなく、うまく行った場合の食い込み。今回はより気楽に臨める立場であり、希望をしていた外目の枠が引けたならの視点で馬券は組み立てて見た。