新王者の誕生を見届けよ！

先週のジャパンカップは、ダートから芝に転向し本格化したヴェラアズールが戴冠を果たしたが、逆に今週は芝からダートに替えて充実一途の◎グロリアムンディが一気にスターダムへ昇り詰めるとみた！

奇しくも鞍上は同じ世界のライアン・ムーアであるなら、鬼に金棒だろう。

中京ダート1800ｍは直線の急坂を上れば、ゴールまで平坦が１Ｆも続くため先行馬が意外にも渋太い。そして、坂の上りからスタートし起伏も激しいタフなコースのため、道中は内ラチ沿いをロスなく立ち回れた馬ほど有利なコース設定だ。

ダートで５戦４勝２着１回と底をみせていないグロリアムンディは、絶好の最内枠をゲット。
唯一黒星を喫したアンタレスＳでは、終始外々を回る形ながら一旦は先頭に立ち、オメガパフュームと0.1秒差。この時点でＧＩで通用する脚力があることは証明済み。

今年は王者テーオーケインズも外目の枠を引き、中間の動きも絶好調という訳ではなさそう。1本被りだが、付け入る隙が全くないことはない。

王者が外々回って昨年よりも脚が溜まりにくい状況下に陥っているのを尻目に、本馬は世界的名手を背に、内から一気に突き抜けるシーンを期待したい。