当日、馬体を維持できていれば。

　４４０キロでパドックに現れたデビュー戦では落ち着いてはいましたが、数字以上に細く尻高で非力な印象でした。
　レースでも直線へ入ってから鞍上の懸命な鞭にフラフラしたりと、なかなかギアが上がりませんでしたが、残り２００ｍで逃げた馬に並ぶと一気に３馬身半差をつけました。
　超スローペースだったので、全体の走破時計は比較できませんが、上がり３Ｆが１１秒６〜１１秒０〜１１秒１とラップからは見た目以上に切れていた事が分かりました。
　開催は離れていますが、今回かなり重要視されているレースのアルテミスＳが１１秒４〜１１秒０〜１１秒４、こちらがパンパンの良馬場で当馬の新馬戦が水を含んだ稍重だったことを踏まえれば、アルテミス以上の瞬発力が求められていた事はいうまでもありません。
　そして、アルテミスＳの勝ち馬が本番でも勝った過去２年のジュベナイルＦ、まず昨年が１２秒１〜１０秒９〜１１秒８、一昨年が１１秒２〜１１秒４〜１１秒８といずれもラスト２Ｆでかなりの瞬発力を要求される決着でした。
　先週、今週とウッドで併せた追い切りを見ても回転の速い綺麗なフットワークだった点から、良馬場で行われる予定の当日は初戦より更に切れ味を増してくるハズです。
　あとは長距離輸送で当日、どれだけ馬体を維持できているか？パドックでシッカリチェックしたいと思っています。