機は熟した

例年ほど実績的なビッグネームの参戦がなく、これからビッグネームを目指す予備軍が覇を競う一戦。その割には強力な４、５歳勢が少なく、遅れてきた６歳以上の馬たちが主役となりそうだ。

◎はハギノアレグリアス。明けて６歳となったが、長期の休養があった馬はその期間を年齢から差し引いて考えるべきと言う持論で計算し直すと、この馬はまだ４歳か５歳。１年８ヶ月もの休養を余儀なくされた屈腱炎の影響も感じられない今となっては、まだまだこれから上を目指せる馬だろう。前走のみやこＳは、本来なら勝っておかなければならない一戦だったが、鞍上がレース後に“申し訳ない”とコメントしたようにフルに力を出し切っていなかったことを考えれば、けっして底を見せたわけではない。２戦２勝の中京ダートで、今日はいったい何勝するのかと思うくらい有力馬が集まった川田騎手がキッチリと結果を出してくれるはずだ。