師は前向き

札幌のデビュー戦も、9頭立ての4番人気と、決して注目度が高くなかったオパールムーン。
それでも味のある内容で快勝し、次走ファンタジーSは最後方から追い込んで2着。その際も7番人気と、常に評価以上の走りを見せている。
昆調教師によれば「初戦も仕上がりは良かったかが、口向きも幼かったし、どんなもんかと思っていた。それに馬体があんまり大きくなるイメージがなかったから、正直前走プラス体重で出走できたことは、嬉しい誤算。ハミ受けの悪さと操縦性に課題があったから、今回からハミの素材を普通の金属のものじゃなく、樹脂製のものに変えたんだ。それがすごくいいみたい。横山典ちゃんに追い切りに乗ってもらったんだけど、“これならどんな競馬もできるね”、って言ってくれたからね。いい感触を掴んでくれたみたいだし、ちょっと色気をもって臨めそうだよ」と、好感触。
２戦のキャリアだか、馬込みの中で揉まれる経験もしており、このメンバーでも食い込む可能性は秘めている。