正直、負けて欲しくない

昨年５月、湘南Ｓ勝ちのパフォーマンスを見せ付けられてから、ひたすら◎を打ち続きけてきたジャスティンカフェ。その勝ちっぷりは、安田記念に出走できていたら勝ち負けになったのでは、と思わせるもので、エプソムＣの◎も自分なりに相当自信があった。

そのエプソムＣは距離が１ハロン延びたこと以前に、道悪で持ち味が殺されたと見るべきだろう。実際に、毎日王冠ではスーパーＧIIにふさわしい好メンバーを相手に僅差の２着。改めて、安田記念に出走できていたら…、の走りであった。

当然ながら、これまた自信の◎だったマイルＣＳでは、能力をフルに発揮できないまま６着に終わったが、あくまでもベストパフォーマンスは東京でこその馬だということを再確認した次第だ。

ここは自身同様に強烈な決め手を持つ牝馬の存在もあり、そこまで楽な相手ではないが、安田記念のゲートに入るためにも、ここは正直言って負けて欲しくない一戦。騎手生活も僅かとなった鞍上にとっても、再びＧIの舞台へ誘う大仕事だろう。

順調に昨年のこのレースを使えていれば、勝負になったと思える▲プリンスリターンにも、かなり気がある。３連複はこの馬との２頭軸を買ってみる。