動き軽快！

◎ガルミッシュは昨年の9月に栗東トレセンに入厩して調整されていましたが、トモの状態が良くないこともあり、一旦放牧に出され、ここまでデビューが遅れてしまいました。ただ、2月中旬に入厩した後は至って順調で坂路とコースで合計8本の時計を消化しています。最終追いでは2勝クラスのマテンロウスカイと互角の動きでラスト1Fも12秒0なら水準以上です。「動きに見処があるしスタートも二の脚も速い。初戦から走れそうだよ」と普段は慎重な松永幹師も好感触でした。

父アンクルモーはグレイソヴリン系のカロに遡る血統で2022年の北米リーディングサイアーでは堂々の4位でした。代表産駒はBCジュヴェナイル、ケンタッキー・ダービー、フロリダ・ダービーなどG1を5勝したナイキストです。北米で代を重ねてきた系統なので本質的にはダートが活躍の場となる可能性もありますが、日本での産駒ハリーバローズ（栗東・上村厩舎）は昨夏の小倉の別府S（芝1200メートル、3勝クラス）を1分7秒3で勝っています。母フィドゥーシアはスプリンターズSを勝ったビリーヴの4番仔で芝の短距離のオープンで2勝、2017年のアイビスサマーダッシュはラインミーティアの2着でした。これらを総合的に考えると芝でデビューさせるのも納得の血統背景といえるでしょう。ちなみにガンランナー産駒の半兄グランアプロウソはデビュー戦を快勝しています。

相手は絞り切れないのですが、初出走組は調教で水準以上の時計をマークしている馬、既走馬は開幕週なので先行できそうなタイプを選んでみました。組み合わせ次第では高配当も見込めそうです。