再度テン乗りでもチャンス十分。

　今回と同距離で馬券圏外となった４走前の東京では、ゴールで１秒もラップダウンする決着だったとはいえラスト３Ｆが１０秒台と直線入り口でかなりの瞬発力が求められるモノ、実際勝ち馬を上回る上がりだったにも関わらず、流れ込んだだけのように見えたのは、この３Ｆ地点で大勢は決していたからでした。
　そして、開催４週目だった前回のゴールのラップはコンマ７秒も上昇する１１秒９、勝因は小倉を知り尽くしている浜中騎手が最内を突いて抜け出せたことで、前回に続いてテン乗りとなる団野騎手は今回と同じ舞台となる中日新聞杯でキラーアビリティの復活劇を演出しています。
　中４週となるこの中間は先週が若干相手よりも追い出しが速かったとはいえ１Ｆ１１秒２、今週も単走だったとはいえウッドで再度１Ｆ１１秒台をマーク。
　開幕週なので１Ｆ１０秒台のラップも予想され、それに対応してきそうなプログノーシス、マリアエレーナを相手に脚を温存する戦法ではキレ負けするのは目に見えてますし、先週の追い切りで手応えを確かめている団野騎手が、浜中騎手で見せた時のような最内から出し抜けてくるシーンを期待したいところです。