捲土重来を期す

昨年の大阪杯５着のジャックドール。逃げたが、アフリカンゴールドに外からピタリと来られ、レイパパレが直後にいる流れで展開が厳しかった。加えて前年９月から休みらしい休みがないまま５連勝からの臨戦で、体力的にもきつい面があったのだろう。
立て直してパンサラッサらを退けての札幌記念勝ち、天皇賞は逆にパンサラッサが大逃げをうって２番手以下はスローというような特異な展開。キレ味で勝負する馬ではなく、４着なら上々といえる内容だろう。
こうしてみてくると、Ｇ１でやれる力はあるし、やはり逃げが正解の馬なのだと思う。今回は、これまでのＧ１と違い他に逃げる馬がいないし、じっくり仕上げて昨年のような使い減りもない。陣営も「ハナか番手」と言っているのなら、買いだろう。武豊騎手に託す。