プラス体重なら…。

　2019年の札幌で勝って以来、勝ち切れないレースが長らく続いていますが原因は一つではなく、まずは４走前に去勢してから大幅に減った体重が戻り切らず、体調が万全でないことです。
　もう一つは枠なども含めて脚を溜める戦法が取れないこと、２走前に至っては最内枠からロスなく立ち回れたにも関わらず、直線で追い出してから外へ外へヨレるような走りで溜めた脚が分散してまいました。
　その前走の中間では２週続けて遅れて臨んだ出走でしたし、今回は最終追いで遅れた相手は皐月賞で人気の一角となるタスティエーラ、馬なりで１Ｆ１１秒８なら十分に動けていますし、間隔があいていた前走とは違って中５週で出走できることは順調に来れた証しといえます。
　そして、何と言っても過去函館で直線、分散させずシッカリ末脚を爆発させたレーン騎手が乗る点は大きく好転するとみてます。
　できれば４８０キロ台に戻って欲しいので、プラス体重にさえなっていれば、あとは剛腕レーン騎手が当馬の末脚を引き出してくれるでしょう。