本来の決め手を発揮できれば

３、４走前はボッコリと大きく出遅れて若さの目立つ走りだった◎シングザットソングだが、フィリーズレビューと桜花賞ではスタートを決めて好位からの競馬。前走で道中の力みが強くなった以外は別馬の様な上手なレース運びを見せたが、その反面、エルフィンＳで見せた様な鋭い決め手は影を潜めてしまった。

そのエルフィンＳではその後チューリップ賞、桜花賞で２着に好走する2着コナコーストとはクビ差の３着、上がり３Ｆはメンバー中最速の33秒２。脚がたまった時の末脚は相当なレベルにあると考えられる。

ある程度先行馬が揃った今回のメンバー構成を見ると、速い流れになる可能性は十分にあり、折り合いに専念すれば自然と脚のためられるポジションに付けられると予想した。３戦２勝３着1回と相性抜群の吉田隼騎手なら本来のこの馬の持ち味を発揮できるはずだ。