リスクはあるが、この人気なら狙う価値はある！

◎モリアーナは新馬戦で使った上がりが33秒0。いくらスローとはいえ、２歳６月時点でこんだけ速い上がりを使える馬はほとんどいない。この数字だけでＧ１級。更には、２戦目のコスモス賞。ドゥアイズ(２着)を負かして勝ったが、そのドゥアイズが阪神ＪＦ３着、桜花賞５着。そういう比較からも、Ｇ１でも十分勝ち負けになる力は持っているはずだ。

ただ、この馬の最大の逆転は使える脚が短い。近２走、外から突き抜けそうな勢いで伸びてきても、ゴール前で脚色が鈍る。それを見ればわかる。無難な競馬をすると勝てない。

勝てるとしたら…ギリギリまで、溜めるだけ溜めて、爆発力を引き出す乗り方。今回は内枠を引き当て、そういう競馬ができる横山典騎手。リスクはあるが、１頭分開けば、伸びてくるイメージ。もちろん、先週・今週と迫力ある動きを見せており動きも抜群。狙ってみたい。

○カルロヴェローチェは折り合いだけ。前走は前が塞がり追い出しが遅れたが、最後の伸びは目立っており、後続には３馬身差。鞍上にレーン騎手。外目の枠に入ったが、うまく壁を作り道中スムーズなら上位争い可能。