頂も見えてきた

３月に１日違いでともに地方交流での重賞初制覇を成し遂げた２頭の一騎打ちムードも漂うが、◎はハギノアレグリアスの方。船橋のダイオライト記念で２着を９馬身ちぎった○グロリアムンディに対して、こちらは名古屋でのアタマ差辛勝と、その前走の比較では勝ちっぷりで見劣りがするが、初体験となった地方の深いダートで、かつ２０００ｍでコーナー６回の小回りコースという条件がけっして合っているとは思えない馬であり、まさに能力でカバーしての勝利だったように思う。

２走前に２着だった東海Ｓの勝ち馬プロミストウォリアは、続くアンタレスＳも連勝し、帝王賞でのＧI制覇に王手を掛けた状況だが、その東海Ｓはカラ馬による不利がなければ、もっと際どい勝負になっていたはず。であれば、帝王賞での再戦で、という期待をかけていいだろう。そのためにも、ここは負けられない一戦となる。