リベンジを誓う。

　皐月賞に続いての推奨となりますが、悪夢ともいえる惨敗を喫したそのクラシックの対象となるトライアルレース。
　１０００ｍ通過タイムをみると弥生賞が６１秒０、京成杯が６２秒０と折り合いを欠く馬が目に付くほどのスローペース。
　そして、ある程度流れたようにみえた共同通信通信杯でさえも６０秒５、これを重馬場だったにも関わらず５９秒４と大幅に上回るハイペースで当馬が勝ったレースがスプリングＳでした。
　今でも一番内容が濃くハイレベル戦であったと信じているスプリングＳの経験を生かせなかった原因は、やはりペースを読めずトライアルとは全く逆の競馬をしてしまったことに尽きます。
　あまり間隔がなかった前回とは違って、中５週となるこの中間は坂路とウッド６本全てにおいて併せ馬と攻めて来ました。
　その先週、今週の追い切りに騎乗した横山和騎手は、タイトルホルダーの印象が強いですが、意外に京王杯ＳＣを勝ったレッドモンレーヴのように末脚を引き出すのも上手く、ここでも折り合いを付けて脚を温存するレース運びをしてくれるハズです。
　一気に人気が急降下したこの大一番ですが、絶好枠を引いたことも含めて、リベンジへ向けての準備は十分に整いました。