穴狙いを遊びで！

◎ラニカイは4歳にしてキャリア19戦。未勝利を勝つのに12戦、1勝クラスを勝つのに7戦を要しました。昨年の夏から前走まで一度も放牧に出されることがなく、在厩で走り続けたタフさは父ラニカイから受け継いだものでしょう。トレセンと外厩で短い期間でも放牧に出される昨今のトレンドとは正反対になっているのが面白いところです。

前走の1勝クラスは同じ日の早鞆特別（2勝クラス）とは僅か0.1秒差でした。おそらく…ですが、使いながら確実に地力を強化してきたのだと思います。時計的な裏付けがあることや、こういう相手なりに走ってきたキャリア豊富な馬は昇級の壁がないケースが少なくありません。「放牧で立て直したけど、十分に乗りこんできたし、牝馬限定なら2勝クラスでも十分に通用すると思う。久々だけど楽しみだよ」と松永幹師も色気をもっていました。

東京のマイルは初めてですが、1400から1800メートルでコースを問わずに走ってきたのでこなしてくれるはずです。久々と昇級の今回こそが狙い目だと判断しました。