ごくシンプルな狙い

◎はテイエムトッキョウ。

初ダートで３勝クラスを勝ち上がると、その後もオープンで２・１着と目下の充実ぶりが目立っている。ここは重賞で、しかも芝に戻して同じパフォーマンスを見せられるかが鍵となるが、これまで崩れたのは距離が長かったり、ハナを切れなかったケースが多く、ダートも含めた１２００ｍでハナを切った時は９戦５勝、２着２回。崩れた２戦は初重賞挑戦となった３歳時の葵Ｓと、４ヶ月ぶりの休み明けで太目残りだった一戦なら、かなりの安定ぶりと考えていい。同型の存在もあるとはいえ、ダートでもテン３ハロン３３秒ソコソコで行ける馬が、その気になればこのメンバーでハナを譲るとは考えにくい。

近５年で逃げた馬が４連対と、開幕週の馬場ではいかなる戦法が有利なのかをハッキリと示しているレースなら、余計に残り目が十分に期待できるはずだ。