アノ衝撃が蘇る！

ダート適性と直線競馬の適性がある程度リンクしているのは、前走の韋駄天Ｓが初芝だった昨年２着のシンシティや、今年も元気に出走してきたライオンボスの例を持ちだすまでもなく定説化している。ただ、ダート実績があればいいというわけではなく、ダート短距離で逃げ、もしくは先行できるスピードがあることが前提条件である。

◎にはその条件に合致するヴァガボンドを狙ってみた。これまで１４戦の全てがダートで、芝の適性に関してはあくまでも推測に頼るしかないのだが、過去の戦績を振り返ってきると、スタート地点が芝のコースでダッシュを利かせてハナを奪っている馬ならば、初芝という今回の条件下で置かれてしまうこともないのではないか。

すでに過去１０年の表からは消えてしまっているが、正真正銘の初芝で単勝７０倍台の大穴を開けた２００７年サンアディユの衝撃が、ここで蘇っても不思議はない。