この舞台がターニングポイントとなるハズ。

　前回こそ相手を考えれば鞍上の懸命の鞭に何とか応えて、結果的には大善戦の掲示板でしたが、ゴールで１秒２もラップダウンする決着となったその前の毎日杯でも、藤岡佑騎手の再三の鞭にジワジワ反応し、ゴール寸前で何とか２着に浮上する結果。
　「終いにもっと切れると思ったんですが、もっと長い距離の方がいいのかもしれません」と2戦目で騎乗したルメール騎手がコメントされていたように、加速させてトップスピードに到達させるには時間と距離が必要なタイプ。
　今回、距離こそ短縮されますが、６５８ｍと日本一直線が長い新潟へ替わる点は間違いなく追い風となるでしょう。
　前走から３カ月の間隔をあけてウッドで入念に調整されましたが、先週こそ併せたヒップホップソウルの加速力が目立つ内容でしたが、日曜日にも緩めずにシッカリ追われて１Ｆ１１秒３。
　そして、今週の３頭併せでは直線で真ん中へ入れて、乗っていた北村宏騎手が仕掛けることなく、馬自身が自らシッカリ加速して併入と、急ピッチで消化してきた成果が十分にうかがえるモノでした。
　毎日杯、日本ダービー、今回と過去に全く同じローテーションを踏んで、最優秀３歳牡馬に選ばれたブラストワンピースには現時点では全てにおいて見劣りますが、ここがターニングポイントのレースとなるだけの準備に全く不備は見当たりません。