濃厚な中身で高価値

重賞勝ち馬がラヴェル１頭のみ。となると春からクラシックを盛り上げてきた馬に敬意を表しつつも、信頼性はそこまで高くないとみたい。注目すべきは上り馬。中でもラファドゥラの一発に注目したい。

６月に復帰後、全く特性の異なる舞台で連勝したパフォーマンスがとにかく秀逸。復帰戦だった２走前は大箱の東京で好位のインから好時計の完勝劇。打って変わって前走はローカルの福島で道中は後方で大外を回る競馬。展開を考えると普通なら絶望的と言って良い状況だったが、難なく差し切り勝ち。自在性を示し、２戦共にまだまだ余力さえ感じられる非常に濃厚な中身で価値のある連勝だった。

それらの内容からＧ１馬不在のここで通用する下地は十分にあると見て良い。この中間の時計、動きの良さも目立っており、期待したくなる存在だ。