遂に“重賞級”のキレ者がベールを脱ぐ！

◎サスツルギ

本馬の戦績で特筆すべきは３走前のフリージア賞。逃げたホウオウビスケッツが後半５Ｆ57秒７のハイラップでまとめたため、道中前にいた組以外は、瞬発力に相当秀でた馬しか上位に来れない流れだった。

その流れでも最後方から直線で進路が狭くなる場面もありながら、勝ち馬よりコンマ７秒も速い上がりを駆使して２着は極めて優秀。

当時の勝ち馬がその後スプリングＳ２着、ダービー0.2秒差６着と世代トップレベルでも健闘したことを考えれば、その価値は更に高まる。

阪神外回りでスローからの瞬発力勝負が濃厚なメンバー構成とくれば、重賞初挑戦でも即通用して不思議はない。

○ナイトインロンドンは、長丁場に替えてから母の父メジロマックイーンの血が覚醒したかのように２着→１着→１着→１着と完全に軌道に乗った。

前走の勝ち時計は今年の札幌開催トータルでみても最速。重賞でも警戒すべき素質馬であることは間違いない。

▲ハーツコンチェルトは2400mで青葉賞２着→ダービー３着とようやく本格化。

元々２歳馬チェックでも高い評価をしていた馬だが、やはり器用さに欠けるため好走条件は広いコースであることが大前提。

戦績は左回りに偏っているものの専用機という印象はなく、直線の長い阪神外回りという舞台なら本領を発揮してくれるだろう。