軸は決まった　相手探しに腐心

昨年夏に短距離に路線を変更。その最初のレースである函館ＳＳで強い勝ち方をし、一躍短距離女王の座を視野に入れたナムラクレア。次の北九州記念は３着も展開のアヤ的な見方で、スプリンターズＳでも本命視されたが５着。ただ、当時の芝コースは内を通った馬しか伸びないような特殊なコンディションで、勝負所でかなり外を回ってきていては厳しかった。
今年に入ってからは、短距離ではさすがに強い競馬をみせているし、前走をみても更に成長した感じで安定感がある。枠も良く、メンバー的にもここは悲願のＧ１獲りのチャンスだろう。

相手探しを考えたい。ジャスパークローネが逃げ宣言をし、昨年のハイペースを演出し逃げぬと持ち味が生きないテイエムスパーダ、外枠からモズメイメイ…とハイペースは避けられないだろう。
ママコチャは初めての1200メートル戦だった前走の北九州記念で、難なく流れに乗ると、終いもキレる脚を使った。距離２度目の慣れと休み明けを一叩きした上積みが見込め、鞍上も加味で対抗に。